我々の世界では医療革命がAIやIT技術により進んでいます。
つい先日、マサチューセッツ工科大学(MIT)が2型糖尿病の新しい治療方法を開発しました。
それは乾燥したインスリンを詰めた「ブルーベリーの実」サイズのカプセルによる投与のもの。
今まではインスリン注射を毎日定期的に行う必要があった患者の負担を劇的に軽減する可能性を秘めた開発になります。
これは患者がカプセルを飲み込むと、水分で砂糖の円盤が溶け、フリーズドライされた針状のインスリンがスプリグで射出される仕組みとなっているようです。針は胃壁に刺さるが、胃の粘膜には痛点がないので、患者が痛みを感じることはない。その後インスリンの針は溶けて吸収されるという、もうとにかく凄い開発です。
ただ、カプセルが飲み込まれた後、胃の中で正しい姿勢を維持することが何よりも重要出そう。ひっくり返っても起き上がることができるアフリカに生息するヒョウモンガメという亀の甲羅の形状からヒントを得て開発したのだそうです。

ヒョウモンガメ
現在研究グループは豚でテストを繰り返し、 3ミリグラムのインシュリンの投与に成功しています。
人間に対しての研究も進められるでしょうから糖尿病患者には朗報ですよね。

医療の進歩は目覚ましいものがありますよね。
AIやロボットによる開発でますます医療革命も進むでしょう。
もちろん大麻についても医療用大麻としての研究で大きな進展があるのかもしれません。
脳は右脳・左脳に分かれているのをご存知かと思います。
大麻を摂取すると、自律神経の【交感神経と副交感神経】の働きが均等に行わ れるので、右脳・左脳の両方のバランスを取ることができると言われています。
交感神経と副交感神経は化学物質作用 によってお互いに対立する力があり、様々な状況でも休みなく身体のバランスをとるようにしています。
そして自律神経は、この2種類の神経の鎖で成り立っており、脳から脊髄を通って体中の器官に伝わっています。 交感活動を増やすと、体内の興奮性化学物質が 流れ出て、逆に副交感活動を増やすと、体内の抑制性化学物質が出ると言われています。
自律神経は「精神・心」とつながっているので、不安や心配事がないときは、自律神経系のバランスが取れた状態にあり、余計な興奮( 興奮性化学物質)やリラックス( 抑制性化学物質)の指令をだしません。
このバランスが維持されていれば、心も体も健康である可能性が高いのですが、人生は生きているといろんな事が起こります。辛いときやしんどい時、そんな時は、ごく自然に心も体も無意識に反応してしまうものです。

当然なお話ですが、反応すればバランスが崩れて自律神経も乱れる、という流れにはなって行きますよね。。
生きている以上、致し方ないと思いますが、常に交感神経と副交感神経のバランスがとれている状態というのは、「心と体が理想の状態」と言えるでしょう。
通常、薬物などの物質を体外から取り入れると、中枢神経や自律神経に作用すると言われています。
例えばヘロインは自律神経だけでなく中枢神経(脳と脊髄にある全神経の中心的役割を担う大事な神経系)にも作用することがわかっています。 ヘロインは体の組織を抑圧し、神経系を乱し、混乱を引き出す作用があるのです。
さらにその神経系がおかしくなる過程で中毒症状も出てきますので、より欲しがる、渇望するようになってしまいます。
睡眠薬などは抑圧がメインの下げる抑制薬として知られており、逆に興奮させる、上げる薬はコカイン、エクスタシー(MDMA)や覚せい剤(スピード)などになります。
上げる薬(ドラッグ)で「ハイな状態」になり、自律神経のバランスをわざと崩すことによって得られる高揚感がクセになるのですね。
しかし大麻(マリファナ)は、中枢神経を抑圧したりすることもありません。このマリファナが中枢神経を抑圧しないという事実は、コスタリカで行われた研究で公表もされています。( William E. Carter により1980年に発表)
実は大麻を摂取した場合、興奮させる力と抑制する力の2つが同時に同量で行わ れるため、自律神経系がバランスのとれた状態となるそうです。
大麻(マリファナ)を摂取すると「 リラックスしていると同時に興奮、活気づいている」状態になるのです。
この内容については19世紀にイギリスのインド大麻薬物委員会によって発表もされているのだそうです。
・Marijuana: Report of 1893-1894 by Indian Hemp Drugs Commission 1969
アメリカで1937年に制定された大麻課税法。
そこから再び大麻の医療目的の使用合法化の動きは、1996年カリフォルニア州で「 Proposition 215」が住民投票 により可決されたのが始まりです。
徐々に医療用大麻の合法化については広がり、アメリカ連邦法でのスケジュール I と言われる危険ドラッグに指定されたまま、25以上の州とワシントンDCなどで医療大麻が合法化されています。
ただ、「合法」というのは、あくまでも「 罪に問われない」意味で、たとえ州法で合法だとしても、アメリカ連邦法で禁じられているものを医師が患者に処方することは許されていません。
医師は患者を診察し、大麻を医療目的で使用することを勧める推薦状を書くこと ができるのです。
そして医療大麻を使用して良いと認められた患者は、指定のお店で大麻を購入するのです。
1996年にカリフォルニアで医療用大麻が合法化された頃、 使用の目的は、がん 治療に使われる化学療法に伴う吐き気やだるさを抑えたり、エイズ患者に食欲を 起こさせて体力を回復させたり、疼痛を抑えたり、末期のガン患者の苦痛をやわらげるといったものがほとんどでした。
その当時、人々は上記のような症状に効果があることを知っていました。
それまでの間にも大麻を使用していて理解していたのかもしれませんね。
ただし、アメリカでも自宅で簡単に育てられる「草」で1本が数十万円もする抗ガン剤が不要となってしまったら困る人々もいますので、法的にも全面解禁とはなっていないし、ならないものと思われます。
すでにアジア各国、タイや台湾でも医療大麻を始める可能性が高く、グアムなどは、「医療大麻での観光立国」を公言しているそうで、ターゲットとして日本人を見込んでいるとも言われています。
またイギリスでは2018年11月1日に医療目的での大麻製品利用が合法化されたとBBCニュースで報道されました。
英国で医療大麻が合法化 専門医が処方可能に
英国で1日から、医療目的での大麻製品の利用が初めて全国的に合法化された。今後、他の治療薬の効果がなかった場合のみ、専門医によって処方される。
英国では、深刻なてんかんの症状を持つ少年2人が大麻油の利用を禁止されたことで抗議運動が起こり、今回の法の緩和が実現した。
しかし、ある慈善団体は、実際に医療大麻を処方される患者が期待していたよりも「ずっと限られる」のではないかと懸念を示している。
今回の法改正によって、珍しい型の深刻なてんかんを患う子供たちに恩恵があるとされる。
1日から大麻を使った製品の処方が可能となるが、病院勤務の専門医が認めた少数の場合に限られ、一般医師からは処方できない。
法改正以前、大麻を使った医薬品はほとんど全て、治療上の価値がないとされる「スケジュール1」に分類されていた。認可されていたのは、THCとCBDが含まれたがん疼痛治療薬「サティベックス(一般名:ナビキシモルス)」などいくつかの医薬品だけだった。
つまり、これらの医薬品は英国では合法的に処方できず、まれに内務省の特別認可が下りた場合にのみ使用が許されていた。
今回の法改正の発端になったのは、深刻なてんかんを患ったアルフィー・ディングリーくん(7)とビリー・カルドウェルくん(13)にまつわる出来事だった。
2人の家族は、彼らの症状が大麻油で劇的に改善したと話していた。当時、この製品は英国では合法的に入手できなかった。
当初、内務省はアルフィーくんがこの製品を使うための認可を取り下げた。
一方ビリーくんの母親シャーロットさんは、カナダで大麻油を購入したが、ヒースロー空港で没収された。
2人の家族の苦境を受け、英下院では医療大麻をめぐる「おかしくて残酷な」法律に批判が集まった。
その後、内務省は2人に対して医療大麻の使用を認める特別認可を出した。またサジド・ジャビド内相は6月、医療大麻にまつわる規制を見直すことを発表した。
これらの流れは世界中でどんどん加速していくのかも知れませんね。

あくまでも個人的な意見になりますが、医療用大麻の全面解禁に大賛成とは思いません。
しかし病気で苦しむ人々に、もし効果があるというのであれば、徐々に解禁への方向に進んでも良いのかなとも思います。
もし自分や自分の大切な人、身内がその立場になったら・・と考えると余計にそう思いますね。

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