危険な合成マリファナと食用大麻の規制強化

大麻について

人々をゾンビ化させる危険な合成大麻(合成マリファナ)があります。

カナダでは2018年に嗜好品としての大麻利用が合法化されました。またアメリカのカリフォルニアなどをはじめとする33の州では同じく嗜好大麻の合法化が成立して(連邦法ではまだ違法)いる状況です。

合法化に伴い、街中のお店では大麻が普通に販売されていており、成人であれば気軽に許可を得て大麻(マリファナ)を購入することができます。

 

カンナ研修生
カンナ研修生

しかし合法化にともなって、より興奮作用の強い、ハイになれる合成大麻(合成マリファナ)を求める人が出てきているようですね。

 

◉アメリカではびこる危険な合法大麻
 

2019年7月14日のアメリカ、ブルックリンで33人が病院へ運ばれた事件が発生。これらは合成マリファナを吸ったことが原因であったそう。自力で立てない姿でふらふらと歩き回る様子は、まるでゾンビのようであったと近所の人が言っていました。

警察とマスコミによる発表では、原因は合成大麻(合成マリファナ)「K2」と呼ばれるものだと伝えていたそうです。

この「合成マリファナ(合成大麻)」とは、マリファナを真似て作られ、多種多様な化学物質を混ぜ合わせたもの。あまりにも幻覚や興奮などの作用が強いうえに、使用者自身も自分が何を吸っているのか認識すらできないので使用量や適量も判断がつかない危険な薬物なのです。

合成マリファナは1990年代に、クレムゾン大学のジョン・ハフマン化学者が化学物質を合成して、マリファナの主な精神活性含有物と同じ働きをする擬似THCを作り出しました。もちろんこれは意図的ではなく、研究中に全く偶然に作り出されたものです。

Leafちゃん
Leafちゃん

当然のように人々がこの化学物質を使い始めたわけですね。

カンナ研修生
カンナ研修生

そのとおりです。

しかも2011年3月に米麻薬取締局(DEA)が規制薬物として「スケジュール 1」に分類するまで、この物質は普通に違法でもないものでした。

 

スケジュール1に分類される薬物には、コカインやヘロイン、大麻(マリファナ)があります。そこに指定されたのですが、問題なのは、合成マリファナが天然のマリファナよりも薬物として強力なことにあります。合成マリファナに使用されている化学物質は、THCよりも少ない濃度で受容体部位に結合できるので反応がより強力となるのです。

K2のような合成物質がもたらす強力な反応は、天然マリファナの効力を大きく上回るうえに副作用も多く、身体や脳への影響も計り知れません。

合成マリファナは、摂取量が少なければマリファナと似たようなもですが、あまりにも作用が強すぎて、発狂したり、気絶したり、ゾンビ化するのです。

 

◉違法な合成マリファナを製造するお手製の工場
 
これらの合成マリファナの需要が大きくなるにつれて、マリファナの成分を濃縮した物質を密造しようとした結果、ブタンガスが爆発したりして大きな火事や事故が発生することも増えてきました。
このマリファナ濃縮物は「ハッシュオイル」、「ハニーオイル」と呼ばれ、ベープペンやワックスなどのような方法で使用することができるもの。

調査会社ニュー・フロンティア・データによると、2018年9月での段階でアメリカの合法マリファナ市場は103億ドル(約1.1兆円)あり、なかでもマリファナ濃縮物が30%近くシェアを占めており、2015年と比べても2倍になっているとのこと。

合法化されているカリフォルニアやコロラドなどでは、州の認可を受けた事業者が、高性能な装置を使ってハッシュオイルを製造しているが、その一方で個人が自宅でハッシュオイルを作ろうとするケースが以前より増えています。

塩化ビニルパイプ、コーヒーのフィルター、缶入りブタンガスを使ってマリファナから精神活性化作用のあるテトラヒドロカンナビロール(THC)化合物を抽出する方法を、youtubeなどで簡単に知ることができるのです。

ハッシュオイルの「ダブ」と呼ばれるものは、最大90%のTHCを含有することができる合成マリファナ。通常の天然マリファナの花穂から採れるTHCの4倍以上の効力にもなります。

 

カンナ研修生
カンナ研修生

当然のお話になりますが、これら合成マリファナは「商売・ビジネス」になるのですね。

 

米国麻薬取締局は2017年、260ヶ所ほどのハッシュオイル密造施設があるとみていると発表し、最近では多く見られた個人レベルを超えて、大規模化の傾向にあるとの内容を伝えました。

ブタンガスの使用を許可制にして取り締まっている州もありますが、ビジネスとして市場が大きくなってきたこともあり、なかなか上手くいかないのが現状と言えますね。

 

◉カナダで進む食用大麻の規制
 
カナダ統計局によると、2018年10月17日に嗜好用大麻が合法化されてから、推定540万人が大麻を購入し、うち60万人超が初めて大麻を使用したと発表しました。
そしてカナダ政府は、2019年6月14日に新たな新規制も発表しました。
 
10月17日に施行される内容で、食用大麻の生産・販売についてのものになり、子供の興味を引く可能性のあるクマの形をしたグミや棒付きキャンディーなどの大麻入り食品はすべて禁止することにしたのです。

食用大麻、大麻抽出物と局所麻酔用大麻の生産・販売にも適用され、主要な精神活性成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)を10ミリグラム以上含む大麻入り食品の販売は禁止され、大麻抽出物と局所麻酔用大麻については、1個包装当たり1000ミリグラムが最高含有量とされるのだそう。

そもそも大麻の初心者は、THC量2.5ミリグラム以下の大麻入り食品が推奨されているのが実情です。

10ミリグラム以上のものは、思わぬ事件や事故に発展する可能性も高く、子供や未成年には有害であることも判明しているため、このような規制をかけたと思われます。

 

カンナ研修生
カンナ研修生

日本でもこちらの記事のように大麻チョコレート事件などもありましたよね。

海外では大麻入りのお菓子や食品がとても多く販売されてます。

 

大麻成分を口から入れて胃の中に摂取し、効果を感じるまでには2時間ほどかかる可能性がありますが、大麻を肺から吸入した場合は数秒から数分で効果が表れます。

 

Leafちゃん
Leafちゃん

胃壁・胃腸から成分が体内に吸収されるまでに時間がかかり、さらにゆっくりと時間をかけて体内に吸収されてくので、作用の強さに気付かないまま、ついつい美味しいと食べ過ぎてしまう恐れがあるんですよね。

 

カンナ研修生
カンナ研修生

子供や未成年も知らずに成分の強い大麻キャンディーや大麻チョコレートなどを食べてしまうことが、カナダでも多々起こっていたのですね。

それで今回の新規制の導入へつながったようです。

 

日本でも知らず知らずにTHC濃度の高い大麻菓子などを食べてしまう恐れがあります。お土産で貰う可能性もありますし・・。

 

とにかくTHCが入っているかどうかがポイントになりますので、必ずTHCの文字を確認してください。

そもそもTHCを摂取することは法的にも違法となりますので。

 

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