CBDがここ日本でも裾野を広げてきています。
CBDは大麻の有効成分のひとつで正式名称をカンナビジオールという物質。

しかしアメリカやカナダ、ヨーロッパだけでなく、最近はここ日本でもCBDというキーワードを耳にすることが多くなりました。
今回はそこであらためてCBDについて取り上げたいと思います!
まず大麻と聞けば、いわゆる「ハイテンション」な状態・・というイメージがあると思います。
そのハイにする大麻成分はTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれているもの。
このTHCは日本でも、麻薬及び向精神薬取締法という法律で厳しく取り締まり指定されているもので、使用や所持は当然違法となります。
しかしCBD(カンナビジオール)には、このハイとなる精神作用はなく、ただちに法に触れることはありません。
日本では、大麻取締法により花穂、葉、根に由来するものは全て違法、大麻草の茎と種子に由来するものだけが合法になっています。
※参考・昭和23年に施行・大麻取締法条文
・大麻取締法 第1条
「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。
ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
そしてアメリカでは、大麻草・大麻のうちTHC含有率が乾燥した重量計測0.3%以下のものについては、農作物として栽培することがOKとなっています。
日本では、大麻草の部位によって大麻の栽培にも厳しい制限が設けられていて、諸外国と違い、その栽培の許可も簡単に取れないというのが実情なのです。
日本で大麻取締法が制定されたのは第2次世界大戦で敗北をした終戦後の3年後である1948年。
当時日本を占領していたアメリカ軍・GHQの意向と、日本の大麻を栽培する農業に携わっている人々への配慮を考慮した結果、先ほどお伝えした内容で法律が制定された経緯があります。
当時の日本では、昔から大麻は繊維、食用、医薬などで広く使用・利用されていたので大麻栽培が盛んに行われていました。
そこで茎と種子だけは合法にする・・とされたという経緯があるのです。
さらなる詳細は下記の記事でご確認ください。
前々から海外では、大麻成分は医療・医薬としての価値が見いだされていて、健康食品やサプリメントとして流行しています。
大麻関連事業で株式上場するような企業も多く出現してきており、昔のゴールドラッシュをもじって「グリーンラッシュ」と呼ばれ、著名な投資家なども大麻関連企業に多額の投資をしたりしています。
下記の図のとおりアメリカでは、2022年までにCBD製品の売上高は2014年と比較して約20倍にも成長すると予測されています。

しかし一方では、ニューヨークでも飲食店でのCBDを規制する流れも出てきたりしていますので、CBDは人気ですが、まだまだカオスな状態でもあるとも言えそうです。
CBDは、抗炎症&抗酸化作用・神経保護などの効果があると言われており、不安・不眠・鬱・痛みなどの症状を緩和してくれたり、てんかんやガンなどの鎮痛にも効果が高く、認知症、リウマチ、皮膚病、パーキンソン病などにも効果的との声も聞かれます。
そしてCBDは、エンドカンナビノイドシステム(ECS)という人間が本来持っている、備わっている身体調整機能(ホメオスターシス)に作用して、様々な効果を発揮します。
◉エンドカンナビノイドシステム(ECS)
もともと私たちの身体には、エンドカンナビノイドシステム(ECS)と言われる身体の恒常性、バランスを保つために働きかける調整機能が備わっています。
このエンドカンナビノイドシステム(ECS)が、食欲、睡眠、痛み、免疫調整、老化、神経、認知や記憶に関する機能などを調整しています。
エンドカンナビノイドシステム(ECS)は「内因性カンナビノイド」と結合する「カンナビノイド受容体」の2つセットで構成されています。
カンナビノイド受容体とは、ひと言で表すとカンナビノイドを受け入れる器のことです。
このカンナビノイド受容体にはCB1とCB2の2種類があり、CB1は脳を構成する中枢神経、CB2は免疫系の細胞にあります。
人間はストレスや老化により体内のECS機能が低下していくことで、カンナビノイドが欠乏していき、様々な疾患につながることがわかっています。
大麻草からとれる成分「植物性カンナビノイド」の一種であるCBD(カンナビジノール)を摂取することが「内因性カンナビノイド」の代わりとなり補ってくれるので、ECSの機能を活性化することができると言われています。
✴︎話題のCBDについて正しい知識を得ましょうより抜粋


CBDオイルを数滴飲み込まずに舌の裏に垂らし、90秒ぐらい含んだまま状態から飲み込むと、吸収効率が上がると考えられています。

単にCBDオイルを大量に摂れば良いのではなく、効果は個人差がありますから、まず少量から徐々に量を増やし、自分で一番効果を感じられるポイントを探すというトライアルがオススメ。
もちろんCBDオイル以外にも電子タバコ(VAPE)でタバコのようにCBDを吸引するCBDリキッドやサプリメント、ペーストやクリスタル、CBDクリームや化粧品などもあるので、下記の記事も参考にしてみてください!
※CBDを摂取する4つの方法について(CBD作用など)
海外でもCBDグミやCBDスイーツは人気カテゴリのひとつ。
特にアメリカをはじめとする海外では大麻製品、大麻企業のブランディングが進んでおり、大麻成分入りの商品は「お洒落でクール、可愛い」イメージとなりつつあります。
その理由は、大麻成分を抽出する際の作業が以前よりも機械化や研究が進み、高濃度の大麻成分が取り出せるようになったため。
これにより食品中のTHC含有量が多いものが増えており、たとえば1枚の板チョコに含まれるTHC量が80mgといったものもあり、少量の1枚のチョコを食べるだけでも嘔吐や痺れ、興奮・錯乱状態などになる可能性があるのです。
リキッドを使って大麻成分(CBDなど)をVAPEなどのヴェポライザー(電子タバコ)で喫煙使用する場合などは、自分で「効き」の具合が分かりますが、大麻成分入りの食品を食べた場合、リキッドと違い直接肺に入れるのではないので、胃壁・胃腸から成分が体内に吸収されるまでに時間がかかります。
さらにゆっくりと時間をかけて体内に吸収されていきますので、作用の強さに気付かないまま、ついつい美味しいと食べ過ぎてしまう恐れがあるので注意が必要です。

2020年2月1日、HealthyTOKYOが日本初のCBD専門店&カフェをオープンさせたとのニュースが入ってきました。
2016年に日本で初めてCBDオイル商品を販売したHealthy Tokyo。
外国人の方を中心に「店で販売して欲しい」という声が多く出てきていたそうで、実店舗を開いたようです。
CBD製品も幅広く販売しており、ペット用CBDやCBDスイーツ、CBD入りのドリンクなどもあるようですね。

アメリカやカナダでもカフェでCBD入りのものがあったりしますから、日本でもCBDが徐々に認められてくると良いですね。
CBDはペットに使用しても安全だと言われていて、人間と同じく身体の不調を改善する効果が期待できると言われています。
先ほど記載したように、CBDはエンドカンナビノイドシステム(ECS)という身体調整機能(恒常性を保つホメオスターシス)に作用して様々な効果を発揮しますが、そのエンドカンナビノイドシステム(ECS)が哺乳類のペットにも備わっていることが判明しています。
また、アメリカのコロラド州立大学での研究により、犬のてんかん治療にCBDが効果的であるという事もわかっています。
てんかんのある犬に6週間に渡ってCBDオイルを投与し、レントゲンや痛み査定を行い効果を検証するという研究が行われ、参加した犬のほとんどが、1日に2.3回の発作を起こす重い症状を患っていましたが、CBD投与を続けていくうちに、発作回数が減少していったそうです。

◎肝臓に疾患がある人は特に要注意
肝臓の薬物代謝などへの阻害、パーキンソン病の人には身震いの増加が見られるため、肝臓疾患がある人やパーキンソン病の人は使用を控えた方がベターです。また低血圧の方も注意が必要で、頭のふらつきや気分がすぐれない事などが発生することがあります。
あとは眠気を起こすので摂取後に車やバイクなど、運転をする際は特に注意すること。

下記も参考にしてみてください。
※【完全保存版】CBDオイルの使用方法とは??選び方・CBD濃度マニュアル

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