展示会でもCBD関連の出展が増加しています。
2019年5月にアメリカのアナハイムで開催された健康系の展示会である「ナチュラルプロダクツ・EXPOウエスト2019」でCBD関連のブースが140以上となり、去年の3倍にまで増えたことが話題となっています。

まだまだアメリカでも新規参入も多く、ビジネスチャンスも多いと期待されている分野ですね。
この「ナチュラルプロダクツ・EXPOウエスト2019」展示会の主催者であるNewHope社の発表によると、アメリカでの2018年のCBD関連の売上は約230億ドル(約2兆4300億円)になっているのだそう。
2019年にはさらに増加して330億ドル(3兆5000億円)まで拡大すると予測されており、特にCBD(大麻抽出成分・カンナビジオール)関連商品は、新時代の健康食品とも呼ばれていて人気があります。
CBDの研究は世界的にも行われていて医学研究学術データベース「MEDLINE」でも1000以上ものCBDに関する論文が掲載されているほどです。
海外では、CBDは緊張の緩和、慢性的な痛み、不眠、てんかん、皮膚炎、アレルギー、認知症、自己免疫疾患、がん、抗炎症などにおいて効果があるとのことで人気があり、特に北米やヨーロッパ(欧州)では、CBD産業が大きく成長していて大きなマーケットが形成されているのが現状です。
コカ・コーラ社なども以前から目をつけており、近々参入するという噂もあるそうです。
ただ日本でもCBDに関して人気は高まりつつありますが、まだまだ法的な問題を含めてクリアとならないことも多く、輸入するにしても検査や許可等でなかなか思い通りに進まないことが多いようです。

タピオカのようなブームとなるには、一筋縄には行かないようですね。日本でCBDに火がつくには、あまりにもクリアしなくてはならないハードルがたくさんあるように感じます。
アメリカやヨーロッパと違って、そもそも日本にはCBD製品に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量に関する明確な基準はありません。ちなみに厚生労働省は、CBD製品の輸入に関しても明確な基準を示していません。
なので日本でCBDオイルなどを製造しているメーカーは、液体クロマトグラフィ(HPLC)、ガスクロマトグラフィ(GC)のような検出の限界値が大きい分析計測機器を使って、法的にも違法なTHC成分が、検出不可という値をクリアすることが必須となります。
さらに大麻草からCBD成分を抽出する工程において、葉・花穂、根などの部位が取り除かれていることも証明する必要があります。
また輸入に関しては、アメリカやヨーロッパなどの海外での法律を基準として製造されたCBD製品には、THCが少し含まれているケースや、大麻の茎・種子以外の花穂、葉っぱなどから抽出されたCBDが含まれていたりすることもあるので注意が必要になります。(※大麻草の茎・種子以外は大麻取締法違反となります)
・大麻取締法 第1条
「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
特に海外CBD製品を輸入する場合、製造元のトレーサビリティ、品質、安全性、証明書の発行許可などを確認するとともによくよく注意する必要があります。
きちんとした会社は、自社製品を第三者機関などに検品してもらっているのが普通です。
ちなみに厚生労働省では、2018年2月26日付で、輸入通関業者に対し「許可・不許可を判断する基準、THC濃度などを示す文書を明示せずに、事業者からの開示請求を拒否した決定は取り消すべき」という答申書を出しています。

日本では海外からCBD製品を輸入する際、あらゆる証明書やトレーサビリティの書類提出を求められます。
個人輸入で海外製品のCBDを輸入してオークションやメルカリなどのフリマサイトなどで販売している人もいますが、きちんと国からの審査や許可を通して販売しているとは限りません。
少しでも疑問、不安を感じたら成分分析表を販売者などに確認することをお勧めします。
購入する側も注意する必要がありますね。
CBDはあくまでも大麻からCBD(カンナビジオール)成分だけを抽出したものになるので、THCなどの精神高揚作用成分は含まれていません。
しかし大麻(マリファナ)をそのまま吸引したりする場合においては、海外での研究結果で下記のようなリスクもあることが判明しています。
★大麻(マリファナ)の常用者は慢性気管支炎を患う可能性が高い
★妊娠した女性が大麻(マリファナ)を使用すると、低体重の子供が生まれる可能性が高まること、妊娠中の大麻(マリファナ)の使用は、妊娠合併症を引き起こすリスクがあること
★大麻(マリファナ)の常用者は、統合失調症を発症する危険性があること。

なんでもバランスが大事で、適度が一番ですよね。
使用頻度高く常用したり、依存(大麻には身体的な依存性はないと言われていますが、精神的な依存については可能性があります)してしまうことは、心や体へのリスクを高めることにつながりますから。
健康食品という商材は、特に売り手(販売者や製造者など)側にコンプライアンス意識がないと危険な方向へ走りがちです。
お金だけを求めて非道なことや倫理的にもNGなことをする会社もありますし、アメリカなどの海外では、ビジネスの為にTHC(精神興奮作用)濃度の高いものをわざとCBD製品に含ませて、精神的な依存性を高めることを目的に製造販売している企業もあるそうです。
日本でもCBDの人気が高まり、CBD関連の製品が増えてくると、いろんな業者も参入することになります。
儲け主義で突っ走る企業も現れてくることでしょう。
しかし大事なことは、CBD製品の製造メーカーの理念やこだわり、ポリシーであり、それを適切にルールを遵守して販売する企業の姿勢にあると思います。
さらに消費者はそれを自分自身で責任を持って確認することが重要です。

インターネットはあらゆる情報を取得できる便利なツールですから、購入するCBD製品については、きちんと自分で調べたりして手間暇をかけるようにしましょう。
安易で軽い気持ちで違法な商品に手を出してしまい、何か起こってからでは手遅れになります。
自分や家族を守るのは自分自身であることを常に意識するようにしましょう!

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