大麻(カンナビス)成分を活用した薬品が存在する!?

大麻について

元ジャニーズでKAT-TUN田口淳之介が大麻取締法違反で逮捕されました。

最近は芸能人による大麻関連での逮捕も多く、また一般人による大麻所持や吸引での大麻取締法違反も増えてきています。

これはカナダやアメリカ、ヨーロッパをはじめとする海外での大麻解禁(嗜好大麻の法改正)の流れが日本の若者にも影響しているのではないかと感じます。

 

オアシス先生
オアシス先生

誤解のないように、あらためて大麻(ヘンプ・カンナビス・マリファナ)についてきちんと理解をしておく必要がありますよね。

 

海外では「奇跡の植物」とも呼ばれている大麻(ヘンプ・カンナビス・マリファナ)。このいわく付きで問題児扱いを受けている古来から地球上に存在する植物が、世界の(特にアメリカ)健康業界を席巻しつつあるのです。

 

◉大昔から世界中で有効利用されてきた大麻草

 

大麻(カンナビス)の原産地(ルーツ)は中央アジアであり、人類が初めて栽培をした植物とも言われています。


人間の体や精神に作用する効果効能を備えていて栄養も豊富です。しかもロープなどの紐や衣類などにも麻の繊維が多く使われています。麻の建材も大昔から建築工事で利用されてきました。

人民に農業を教えたことで知られる古代中国、三皇五帝のひとりである「神農(しんのう)」も、病気の治療のために麻から酒をつくることを勧めたと伝えられています。

またインドでは、数千年に渡って大麻(カンナビス)は、人々に霊的な助けを与えてくれ、体を治す道具としても使われていました。

古代ローマでも麻を材料とした丈夫な帆やロープが作られていましたし、帝国を築いた大英帝国、スペイン王国なども同じく、麻をさまざまな産業に用いたことで世界中に自国の領土を広げることができたのです。

近代においては、メキシコが1900年代初頭に向精神性(=ハイになる)のある大麻草を栽培する大規模な生産地となり、隣国の米国にも多く運び込まれました。

このためアメリカでは1937年にマリファナ課税法案を制定して規制したのです。

そして1970年には、大麻(ヘンプ・カンナビス・マリファナ)をヘロインなどの薬物と同じ「スケジュール1」と呼ばれる最高ランクの指定危険薬物カテゴリーに分類して規制強化をしてきたのです。

 

オアシス先生
オアシス先生

1930年代は、禁酒法が解禁されたり、医薬品や繊維素材が多くの企業によって新しく開発された時代でもあります。

誰もが栽培して利用できる植物では税収入や利権にもならないので、政府の意向も少しはあったのではないでしょうか・・。。

 

◉最近のアメリカ大麻栽培事情

 

アメリカにおける大麻(ヘンプ・カンナビス・マリファナ)栽培の中心地としては、昔から北カリフォルニアが有名です。

州法とは違い、アメリカ連邦法では大麻はいまだに違法薬物なのですが、この数十年間に渡って大麻栽培をしている業者は、身を潜めながらも国内産の大麻(カンナビス)を大量に生産してきました。

大麻栽培業者は、THC含有率の高さを求めて品種改良を続け、昔は花穂のTHC含有率・平均5%程度であったものを、今では平均25%〜30%ほどにまで改良をすることに成功させたのです。

 

◉人間や動物にも作用を及ぼす不思議な植物
 
歴史を振り返っても、科学的研究により効果効能を確認できることもなく、大麻(ヘンプ・カンナビス・マリファナ)そのものを薬として使ってきた経緯があります。
 
例えば中央アフリカ、コンゴ川流域に住む「アカ族」は、腸内に寄生虫を宿さない為や、または痛み止めとして大麻を利用してきました。
 
昨今では、世界中で大麻の研究が進んだり、アメリカでも大麻を合法化する州が増えるにつれ、研究者が病気などへの効用を調べられるようになりました。
 
すでに大麻は、炎症やてんかん、癌や認知症などへの治療に有効であることも判明しています。
それでもまだ大麻(ヘンプ・カンナビス)については、未知の領域なのが現状なのです。

アルコールのような単純な薬物とは違って、大麻(カンナビス)には、CBD(カンナビジオール)やTHC(テトラヒドロカンナビノール)などの数百種もの化学物質が含まれていて、まだまだ謎も解明されていません。

そして大麻には、依存性もほとんど無いと言われており、お酒などのアルコールやタバコなどよりも、はるかに安全であることも証明されているのです。
 
海外ではこの大麻を医薬品として活用した製品なども販売されています。
例えばTHCとCBDを混ぜた医薬品でGWファーマシューティカルズが販売している「サティベックス」という薬があります。
 

 

 

薬の場合、化学物質を組み合わせた際に人間に対してどんな作用があるのかを実験して解明しなくてはならないので臨床試験も大変ですし、時間もかかるものです。

 

◉大塚製薬がサティベックスの販売権を持っている!?
 
ポカリスエットやオロナミンCでもお馴染みの大塚製薬(株)。
実は大塚製薬がアメリカでのサティベックスの販売について、権利を持っているのです。
サティベックスとは、筋肉けいれん、睡眠障害、疼痛を含む多発性硬化症の症状の治療薬として、初めて大麻成分を抽出したもので完成し、世界各国で承認された医薬品になります。
 
2007年に大塚製薬は下記のようなプレスリリースを出しています。
 
・大塚製薬とGWファーマシューティカルズ
カンナビノイド系がん疼痛治療剤「サティベックス(Sativex®)」の米国におけるライセンス契約締結 2月14日

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)とGWファーマシューティカルズplc.(以下「GW社」)は、米国において開発中のカンナビノイド系がん疼痛治療剤「サティベックス(英語表記:Sativex®)」の米国における開発・販売に関するライセンス契約を2月14日に締結しました。
今回の契約により、大塚製薬は米国における「サティベックス」の独占的な開発・販売権を取得します。
また、GW社は「サティベックス」の製造責任を負います。
契約締結にあたり、大塚製薬はGW社に契約一時金を支払い、開発の進捗および売上高に応じた支払いを行います。
尚、大塚製薬は、米国でのがん性疼痛に対する「サティベックス」の開発に加え、新規効能、剤形追加においても開発を行っていきます。

 

このサティベックス(Sativex)は、乾燥した大麻から液化二酸化炭素を使ってカンナビノイド成分を抽出し、エタノールやポリプレングリコール、ペパーミントを加えて小型スプレーとした舌下型スプレー薬です。

1本が5.5ml入っており、1回に100μL噴射できるようになっています。使用1回分にはTHC2.7mg・CBD2.5mgが含有。
人によって必要量は変わりますが、目安は1度に4~8回噴射するとなっており、THC量でみると10.8mg~21.6mg。効果は、摂取後15~40分後に現れてるのだそうです。
THCとCBDが半々の比率で入っていて、さらにテルペンなども含有されており、アントラージュ効果も期待できる薬なのです。

ちなみに1日に使うスプレー上限回数は12回まで(THCで32.4mg)となっています。

 

オアシス先生
オアシス先生

価格は1本が日本円で約17000円ほどだそう。。

結構高額ですよね・・。

 

世界30国で医学的利用が承認されており、そのうち21国では、多発性硬化症のけいれん治療薬として販売することが認められている薬品です。

現在はカナダ、オーストラリア、イギリス、スペイン、デンマーク、チェコ、ノルウェー、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、ブラジル、コロンビア、チリ、イスラエルなど特定の国で処方箋を受けた場合のみに入手可能な薬です。

アメリカでは入手できませんが、がんの疼痛治療薬として米国FDAの承認を待っている状態だそうです。

残念ながら日本では認可はされていない薬品になりますね。

 

◉大塚製薬がサティベックスのライセンス契約を終了!?
 
しかしながら、2007年から10年を経過した2017年に大塚製薬は、米国でのサティベックス開発、販売権の初期契約が切れたというニュースがありました。
 
GWファーマ社は下記のような発表をしました。
 
 

LONDON, Dec. 13, 2017 (GLOBE NEWSWIRE) — GW Pharmaceuticals plc (Nasdaq:GWPH) (“GW” or “the Company”), a biopharmaceutical company focused on discovering, developing and commercializing novel therapeutics from its proprietary cannabinoid product platform, today announces the termination of its previous license agreement with Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. in relation to Sativex® (nabiximols) in the U.S. As a result, GW has now reacquired full ownership of the development and commercialization rights to the product in the U.S. market without making any upfront payment to Otsuka. GW has agreed to make contingent milestone payments to Otsuka, the first of which would become due upon FDA approval of Sativex and thereafter additional payments would become due upon the achievement of certain annual sales thresholds of Sativex in the United States.

“We are pleased to have amicably reached this agreement with Otsuka, which enables GW to develop, seek approval for, and commercialize Sativex in the United States,” stated Justin Gover, GW’s CEO. “We have previously conducted several positive Phase 2 and 3 trials for Sativex and believe that this product represents an important new late-stage pipeline opportunity for GW in the U.S. market.”

Sativex is an oromucosal spray of a formulated extract that contains the principal cannabinoids cannabidiol (CBD) and delta-9-tetrahydrocannabinol (THC) in a 1:1 ratio. Sativex is currently approved in 29 countries outside the U.S. for the treatment of spasticity in patients with multiple sclerosis. GW and Otsuka originally signed a licensing agreement in 2007 under which GW granted Otsuka an exclusive license to develop and market Sativex in the U.S. The two companies conducted a clinical trials program in the treatment of cancer pain, in which the trials did not meet the primary endpoint.

 

GWファーマ製薬は、米国におけるサティベックスの開発と商業化の完全な権利を再開することになりました。

米国におけるサティベックス(ナビキシモール)に関して、大塚製薬(株)とのライセンス契約が終了したことを発表
その結果、GWファーマ製薬は、本製品の開発及び商品化権利の完全なる所有権を再取得したという内容になってます。

 

leafちゃん
leafちゃん

てことは、もう大塚製薬はサティベックスの販売から撤退をしていたのですね。。

 

オアシス先生
オアシス先生

なかなか日本でも医療用大麻に関する論議も進まない現状もありますし、アメリカでの臨床試験での結果も、大塚製薬が望んでいた結果が出なかったことで、最終的に手放すことを決断したものと思われます。

 

大塚製薬が大麻成分を活用した薬品で世界的にも効果が認められ、有名である医薬品サティベックスを販売する権利すら持っていないのは非常に残念なところですね。

世界的に大麻へのニーズは膨らんでおり、日本以外の各国では大きな波を起こしているのが現状です。

違法なので芸能人を大麻取締法違反で逮捕することは、もちろん正しいことであると思いますが、こと医療用の大麻解禁については、世界の情勢も検討に入れて、患者の状態によっては許可をして欲しいところではあると思います。

もちろん、まだまだ未確認な部分も多いのが大麻草の特徴。

慎重に議論をする必要があると思いますが、世界より先駆けて超高齢化社会へと突入し、医療費のさらなる高騰を確実に迎える日本では、化学だけでなく、自然のパワーも活用することが求められているのかも知れません。

 

Leafちゃん
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