世界のなかでもカナダは大麻(マリファナ)利用の先進国です。
少し前に「2018年6月にカナダで嗜好用マリファナ(大麻)合法化の法案が可決」というニュースが流れました。

嗜好品としての大麻(マリファナ)を合法化ってビックリ!
本当に大丈夫なんでしょうか???

医療用大麻での実績が18年ほどありますからね。
今まで大きな問題が起こっていないという表れでしょうね。

この合法化の可決の裏側にはどんな事情があるのですか??

では、その理由について調査してみましょう!
現在、カナダでは医療用大麻が合法化されてから、すでに18年ほどの年月を経ています。日本のように医療用大麻も非合法とされる国と違い、カナダ国民の大麻への浸透度、理解度があるという前提が嗜好品であるマリファナを良しとした事も大きいと思われます。
これらの経緯により、現在の北米エリアにおける合法マリファナ市場はすでに100億ドルほどあるのだそうです。
また今回アンダーグラウンド状態で裏取引されている大麻(マリファナ)を合法化することにより、カナダ政府も青少年の犯罪抑止と税金の捕捉を高める狙いがあるのです。
実際に青少年のマリファナ利用者が増えており、マフィアからの違法購入などによる入手も多いと言われています。法制化することで利用の健全化にも繋がり、犯罪抑止にも効果があると考えられているのです。

裏取引での税逃れを無くし、きちんと納税として納めてもらうことの方がメリットが高いとの判断があるのでしょうね。
カナダ街中の実店舗では、医療用の大麻製品が普通に販売されており、基本的に購入することが出来るのが普通です。
大麻への理解が進んでいる国であるカナダでは、嗜好品としての大麻合法化も、もはや必然なのかもしれません。
ちなみにアメリカのトランプ政権の政治家らも大麻の合法推進派として有名なので、以前から州ごとに大麻は許可されていることもありますが、カナダ同様にアメリカ全土での利用における法改正に向けての検討が進む可能性もあるでしょう。
このカナダでの新法施行については、マリファナ(大麻)の生産・流通・販売に関するライセンスや使用場所、自宅栽培ルールなどは、各州ごとに法律は委ねられています。
国として18歳以上であれば基本的に大麻を購入・使用できるとしていますが、各州ではその年齢を法案で自由に上げることができるようになっています。
例えばブリティッシュ・コロンビア州やオンタリオ州などでは年齢を19歳〜と制定しています。
上記の州では、自宅での栽培も4鉢まで、タバコの禁煙エリアではマリファナ使用は禁止、購入は政府が認めた店舗やネット店舗のみ・・などのような規制が敷かれています。

なんでもかんでもOK!という訳ではないのですね。

そうですね。
この法案の可決をカナダの政治家もみんな誰もが賛成をしているのではありません。
ジャスティン・トルドー首相は法案可決の後に「子供たちが大麻を手に入れたり、犯罪者が大麻で利益を手にしたりするのが簡単すぎる状態だ。我々はそれを変える。大麻を合法化し規制する我々の法案が上院を通過したところだ。公約は守った」とツイートしました。
しかしながら、ケベック州のレオ・フーサコス上院議員は「この法案が間違いであると願っている。わたしは、この法案はカナダの次世代にとって破滅的なものになると思う」と同日にツイートしています。
マリファナ(大麻)の所持・使用が合法化される年齢が「25歳から18歳に引き下げられた」ことを踏まえて、合法化に反対している政治家も少なくないのも事実です。

合法化の後にカナダではこれからどうなって行くのでしょう?

とっても気になりますが、カナダの今後を温かく見守ることにしましょう!
余談になりますが、マリファナデーの音楽祭やイベントなども開催されていることにも驚きです。
※マリファナデー「4/20Vancouver」など、イベントのお祭りが定期開催されています。それぐらい国民にも浸透していると言えますね。
先ほどカナダでは、税逃れによる大麻の違法輸入などが発生しているとお伝えしました。実際に2017年、カナダ人が海外から約3億ドルのマリファナ(大麻)を密輸入している一方、不法にカナダ国外にマリファナを輸出した不法な売上は約12億ドルになっていたのだそうです。もちろん違法取引・収入にあたりますので、払うべき税金を払っていない取引にあたります。
当然これらの密輸には、密輸業者、犯罪組織などが大きく絡んでいるという問題があります。
1年で15億ドル(日本円で1300億円)もの裏取引が行われ、その税金も課税ができていないことになります。

政府としてはこの税逃れによる損失も大きいことでしょう。
そして未成年にあたる15歳以上のカナダ人のうち、14%に相当する約420万人が過去3ヶ月以内にマリファナ(大麻)を吸ったことがあるとアンケートに回答していて、そのうちの56%の人が「毎日もしくは毎週のように吸っている」と結果が出ています。
また、11~15歳でも28%が「マリファナ(大麻)を吸ったことがある」と回答しているのも驚きです。かなり未成年にも浸透している可能性があるのでしょう。

未成年の子供たちにまで大麻利用が進んでいるのは驚きました。
医療用大麻もあるので線引きが難しいところもあるのでしょう。
2017年での大麻(医療用と乾燥大麻なども含む)に関する利用額についての調査結果では、カナダ人の15歳〜64歳では、約490万人で計57億ドル(日本円で4600億)を大麻に使用したことが分かっています。
1人当たりで平均約1,200ドル(日本円で10万円)を年間で使っていることになりますね。

1人平均で年間10万円分も大麻を購入しているんですね・・。

医療用としての大麻利用はそのうち10%ほどだそうですよ。
残り90%は嗜好品での大麻利用となるのですね。
未成年者のマリファナ吸引率はすでに高く、税逃れも多いというのがカナダの実情と言えるでしょう。当然のごとく犯罪組織もそこに目をつけるので、裏取引も増える訳ですよね。
国民には医療用大麻の利用という基礎部分での理解が以前からあり、街中で気軽に買えるカナダ国内の状況も法可決に後押しとなったことでしょう。
日本ではまだまだ理解不能ではありますが、もしかしたら徐々に変化していくのかも知れません。
大麻から抽出されるカンナビノイドからCBDが研究の結果、確認され認められてきたように、世界での大麻解禁の動きが日本国内を動かすこともあり得ます。

現代における時代の変化・スピードは、過去を振り返っても一番早い時代なのかもしれません。
もしかしたら医療用大麻も日本で解禁される・・なんてことも
あるのかも!?

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