欧米で普及する大麻がアジアへ波及してくる可能性
こちらの記事でもご紹介しましたようにタイや韓国などを始めとするアジア各国で大麻解禁(医療用など)の動きが加速しはじめています。
フィリピンが2016年に医療用大麻を解禁し、シンガポールやインドでも解禁を探っているとも言われています。
また韓国も医療用マリファナを合法化した東アジア初の国となっています。

特に政府が力を入れているタイなどは
積極的に医療大麻を普及させようとしてるように感じます。

医療用の大麻だけを解禁する動きは確かに見られますね。
日本ではまだその動きはなさそうな雰囲気ですが・・。
タイ政府によって「ドクターガンジャ」という「マスコットキャラクター・ゆるキャラ」が作られるなど、医療大麻の推進に政府もとても力を入れています。
これは医療用だけでなく将来的には娯楽大麻の解禁も視野に入れているのではないか?と思うほどの政府の動きがあるのです。
タイのアヌティン副首相兼保健相は、医療用大麻産業を自由化するため法改正を急いでおり、バンコクでの講演でも法改正で医療製品の供給を増やすため大麻6種類の家庭栽培が認められるようになる方向だと言っています。
「マリフアナの医療用の使用を自由に認めるための法改正の過程にある」と述べ、「タイの一般世帯にとってマリフアナが主要な農作物の1つになるとの強い確信がある。法改正を加速しているところだが、プロセスが残っている」と話していました。

どうしてタイは医療用大麻の解禁へと踏み切ったのでしょう??

それはタイ政府が考えている「大麻による経済的な利益」があるからですね。
現在、タイでは病院と研究機関のみが大麻栽培が可能となっており、一般の農家が大麻を栽培をすることは法的にも許されていません。
しかし上記でお伝えしたとおり、アヌティン副首相兼保健相をはじめとする政府は、1世帯あたり6本の大麻栽培を認める法案を審議中で、もしこれが可決されれば農家の収入増につながるとの期待があります。
さらに拡大するとみられる医療大麻関連ビジネスを見据えて、民間企業の参入についても許可制にして囲い込むことも検討しているのです。
当然ですが政府も農家や企業からの税収が期待できるということですね。
そもそもタイでは昔から伝統医療で、痛みなどを和らげるものとして大麻が使用されてきました。なのでタイ国民は、大麻使用に関する抵抗などは、驚くほど少ないのが実情。
おそらく大麻の普及は一気に進む可能性が高いのですね。
ただし、タイでは医療大麻が合法化されたとはいえ、娯楽としての嗜好用大麻は違法であり、嗜好品として販売目的で大量に所持した場合は最大15年、大麻(マリファナ)所持で最大5年の実刑が適用されます。

タイは昔から伝統的な医療で大麻が使用されてきた歴史があるとお伝えしましたが、これって実は日本と同じなんですね。
日本でも大昔から大麻が医療で使用されてきた歴史があります。
しかし第2次世界大戦で敗戦した後にアメリカからの意向もあり、大麻を罰する法律が定められるのです。
詳細は下記をお読みくださね!
大麻に含まれる成分カンナビノイドは、睡眠を促進する効果があることが判明しています。
そして日本人は、10年前、20年前と比べても平均睡眠時間が短くなっています。特に40代以下の世代では、仕事や子育てがハードでストレスも多く、またスマートフォンの普及により姿勢も悪くなり、疲労蓄積状態で自律神経も乱れまくっているのです。
また、睡眠不足は非常に「心にも身体にも有害」であることもわかっています。
若い人でたとえ身体がそれほど睡眠を必要としていなくても、脳は確実に睡眠を必要としているもの。
眠っている間には、頭の中でゴミ物質を掃除する「清掃作業」が行われますが、人間の脳はその作業をしたがっているので、この大事な作業ができなくなる睡眠不足は脳に大きな疲労を蓄積させるのですね。

睡眠不足は、注意力が大きく欠如したり、イライラしたり
疲れやすくなったり、ミスが多くなったり、うつ病などの病気にもなりやすくなってしまいます。
さらに寿命も短くなってしまうので注意が必要です。
睡眠不足は、人生のあらゆる側面において広範な損失をもたらすと言われており、アメリカでの調査でも、睡眠不足が認知能力に影響を与えてしまうことがわかっています。
そしてそれは結果的に認知症リスクを高めるものとなります。
ボストン大学の調査では、研究者らは人が眠っているときの脳内での脳脊髄液(CSF)を研究する実験も行われ、脳波の活動が血流やCSFの流れと関連しているかどうかを調べました。
その結果、睡眠中に脳細胞が鎮静化して脳波が減速すると、血液が脳の外に出て、それと同時にCSFが流れ込み波のように脈を打つことが判明。脳内の血流が明らかに良くなることが調査で判明したのです。
逆に睡眠不足であれば脳内の血流が悪くなるということにつながります。

ということは、睡眠不足は、アルツハイマーなどの脳神経疾患のリスクと相関関係にあるということなのですね。
医療ジャーナル誌であるSleepで発表された「平均的な睡眠時間」と「認知機能」の関連性という研究があります。
デュークNUSシンガポール校では、55歳以上の被験者66人を対象に睡眠の長さと質について調査しました。
脳の炎症の度合いを調べるための血液検査や、認知力を調べる神経心理学的検査なども行い、脳の容積もMRIで測定たそうです。
睡眠時間が脳にどう影響するかを調べるために、この調査を2年ごとに行ったのです。
ジューン・ロー博士によると、結果的に睡眠時間が少なかった人ほど脳室の拡大が早く、認知能力にも低下がみられたとのこと。
デュークNUS認知神経科学ディレクターのマイケル・チー教授は、これらの研究結果から「大人は7時間の睡眠が最適である」と断言しています。

とにかく私たちは理想として7時間睡眠が必要。
慢性的な睡眠不足は脳へのダメージが蓄積されるので
認知症リスクが飛躍的に高まるという事実を理解しておくべきですね。
大麻成分でもあるCBDを体に取り入れると様々な効果があることがわかっています。
もちろん「よく眠れる」ことも判明していますし、それ以外にも体内のホメオスタシスを促すことも・・。
カンナビノイドとは、大麻が持つCBD(カンナビジオール)やTHC(テトラヒドロカンナビノール)など100種類以上の成分の総名称を表します。
カンナビノイドは体内のバランスをとることに役立ちますから、もしカンナビノイドが欠乏したり、不足したりすると、
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老化現象
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認知機能低下(脳機能低下)とアルツハイマー
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自己免疫疾患(アレルギー、リウマチ、膠原病など)
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免疫機能低下(肝炎、HIV、帯状疱疹結核、各種感染症)
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悪性腫瘍
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心臓疾患
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腎臓疾患
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糖尿病
などの症状が出る可能性が高くなります。
神経細胞がダメになってしまうことは「カンナビノイド欠乏症」と呼ばれていますが、実はカンナビノイドは年齢を重ねるごとにドンドン減って行くものなのです。
そして人間の体内でみずからカンナビノイドを作ることはできないので、外部から植物性カンナビノイドを摂取することで補うことが有効なのですね。
例えばカンナビノイドを補うと、
・ミトコンドリアの活性酸素を減らすことができる
・神経伝達物質を改善する
・抗炎症作用
・血流の改善
・βアミロイド(アルツハイマー認知症を引き起こす物質)を減らす
などの期待ができると言われています。

大麻の成分であるカンナビノイドをうまく取り込んで
脳や身体に良い影響を及ぼすようにしたいですよね。
CBD(カンナビジオール)はTHCを含まない法的にも大丈夫な成分ですから、積極的に摂取することをオススメします。
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